内藤 了 著 CUT 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 レビュー
内藤 了 著
CUT 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子
テレビドラマにもなった内藤了著の藤堂比奈子シリーズ。
テレビドラマでは、原作本1作目である「ON」というタイトルでした。
今回レビューするのはシリーズ2作目である「CUT」です。
「CUT」は、ドラマでも映像化されて、原作では後にシリーズの核となる佐藤都夜の話。
話の序盤から、5体の遺体が幽霊屋敷の噂される廃洋館で見つかるというショッキングな内容。
それも、ベッドルーム、バスルーム、キッチンなどにドレスを着た状態で"飾られていた"。
地道な捜査と変態方医学者、天才心理学者、オタク鑑識官により容疑者として1人の男を追い詰めようとするが、最後の最後で犯人は意外な人物だったことが分かります。
犯人の猟奇的な犯行動機と主人公・藤堂比奈子の人間味溢れる行動は必読です。