東野圭吾著 「マスカレードナイト」感想
東野圭吾 著
マスカレードナイト
やっとやっと、読み終わりました。
それにしても、我ながら時間かかり過ぎだと思います。
約2ヶ月。はっきり言って前半あまり覚えていません。
何故こんなにかかるのかと言うと、次読むまでに1日くらい開くと前読んだ所を確認するために読み返すから一気に読むより1.5倍くらいかかるのです。
だとしてもかかりすぎだなー。
とは言え、読んだので感想書きます。
読み応え充分の1冊でした。
前半から中盤まで事件らしい事件は始まらない。
ホテルで起きるエピソードがいくつかあるのみ。
無理難題を突きつけてくる宿泊客の要望をホテルコンシェルジュの山岸尚美が抜群の発想力で解決していく。
一見関係の無い様なこれらのエピソードですが、後半で一気に全てがつながっていきます。
舞台は年末。ホテルコルテシアで恒例となりつつある大晦日から新年にかけて行われる仮装パーティー。
そこに殺人事件の犯人が現れるという匿名の通報があったというもの。
通報の目的がよく分からないまま、新田刑事がホテルマンとして潜入捜査を行う。本当に犯人が来るのか分からないまま話は進んでいきます。
通報は嘘で通報者が犯人なんじゃないかと思いながら読み進めて行きました。
そして真実は、ホントによく出来ていると思いました。
バラバラと思っていたエピソードが見事に繋がっています。
全てに無駄がないという感じです。
もう一度読んだら新しい発見が沢山出てくると思います。
近いうちにもう一度読みます。