あさのあつこ 著 文庫 THE MANZAI 上 レビュー
あさのあつこ 著
文庫版 THE MANZAI 上
読みましたー。
通常版では6巻完結ですが、文庫版は上中下の3巻完結。
それの上巻です。
小説はこれまで推理小説か純文学くらいしか読んだことがなかったのですが、たまたま家にあったこの「THE MANZAI」を読んでみました。
あさのあつこさんの小説は、読んだことがなく、先入観もなく読んでいきました。
その結果、青春小説でしたね。
50になるこの私に青春小説って。って思いました。
青春小説ではありますが、恋愛小説ではなく話の内容は、このオヤジにも楽しめましたよ。
中学2年生の主人公、歩(あゆむ)は、父と姉を交通事故で亡くしていて、その原因は自分にあると思っています。母に心配かけまいと普通の中学生を演じていたが、同級生の秋本の「一緒に漫才やろう」と一言が人生を大きく変えていく。
今や中二病なんて言葉もありますが、この多感な年齢の少年の心の移り変わりが興味深く読ませて頂きました。
上巻では秋本との出会い、嫌々ながら文化祭でした漫才、秋本に恋するメグに恋する歩の話。
今は中巻を、読んでいます。たまにはこういう小説もいいですね。
改めて本の面白さを感じました。